「息子と組手をしてみたい」
6年前、小学6年生の門下生のお父さんたちから出た言葉で企画された「卒業記念・親子組手」でしたが、卒業目前の3月11日に東日本大震災が発生しました。
大きな混乱の中、出来ないだろうと思われていましたが、こんな時だからこそやろう!と、発生から20日後。
3月の最後の師範稽古の日に、発起人となった3組の親子が集まり、「卒業組手」が実現しました。
終了後、握手を交わしあい、子供の成長と父親の強さを互いが感じ合う時間となり、恒例行事へと繋がったのです。
数年前から、3月20日の祝日を「卒業生を祝う会」とし、小学校の卒業生のみならず、中学、高校、大学とそれぞれの節目を迎える門下生のお祝い会となりました。
【 第一部・親子組手 】
今年の参加者は、小学6年生親子23組。
開会太鼓、門馬智幸師範あいさつに次いで、
ご家族も一緒に、準備運動と基本稽古の体験です。
「見学していると、ちゃんとやれ!って思うのに、意外と難しいですね (^^:)」
という保護者さん。そうわかって頂けることが、この体験会の目的でもあります。
ひと汗流した後は、1分間のダミーミット。
今回は、過去最高にお母さんの参加が多く、男性に負けぬパワーで頑張ってくれました。
充分に体が温まり、いよいよ親子の向き合う時間です。
父と息子、父と娘。
母と息子、母と娘。
親子門下生は3組いました。
親御さんより大きくなったお子さんが技を受けたと思えば、ここぞと全力で向かう姿も。
見守る側がハラハラするような場面もあれば、笑顔がこぼれる場面も。
そして今回は、6年前の発起人となったお父さんのお一人、八巻さんの姿も。
長男、次男の小学校卒業、長男の中学校卒業、そして今回は3男の息子さんの小学校卒業組手と4度目の参加でした。
親子でかわす握手に、一段と重みを感じました。
拳を引きよせ、頭を下げる息子・輝空君の姿も印象的でした。
小学校卒業おめでとうございました。
【 第2部・師範ライブ 】
続いては、中学生、高校生の卒業生も参加して、ホテルニュー日活へ。
「MONMA-BANDO」のライブスタートです!
大友康平さんの大ファンの師範。
ハウンドドックの曲から始まり、アンコールを入れて約1時間のライブを約100人の門下生や家族の皆さんで楽しみました。
「稽古終わってからの深夜、練習をしてきました。師範偉いだろ」
という問いかけに、「押忍」の返事。
「いやいや、押忍で無くていいから (^^;)」
「押忍!」
そんな雰囲気から始まり、親世代、子供達世代共にわかる選曲を入れ、会場は盛り上がりました。
時間の無い中、練習をして下さった、師範はじめバンドメンバーの皆さん、ありがとうございました。
【 第3部・親睦会 】
ライブ終了後は、親睦会です。
乾杯後、食事を楽しんだ後は、担当の先生方が卒業生を紹介し、卒業生から決意表明を行いました。
特に、高校を卒業し、道場を離れる門下生は思い入れも強く、涙無しでは語れない時間となりました。
また今回は、門馬師範のオランダセミナーに同行する、鈴木統河くん(須賀川中央道場)、大住柊太くん(矢吹道場)と、2月の昇段審査で黒帯初段を取得した米本亮くん(白河道場)の紹介も行われ、3名もそれぞれ決意を伝えました。
心機一転の春。
それぞれの門下生が大きくはばたく一年となりますように!
なお、今回の卒業組手は、4月4日(火曜日)、「ゴジてれchu!Ⅰ部」の午後3時50分~午後7時の間で放送される予定です。
チャンネルは、福島中央テレビです!
宜しくお願いします。