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指導で心がけていること
空手は武道として、礼節を重んじています。人が守るべき行動や作法、敬意の表し方など、簡単に言えば、大きな声で挨拶や返事が出来るようになることもその一つです。
空手を始めてみようかと思う方には、色々な目的があると思います。その目的は大枠では「強くなりたい」事だと思います。競技としての強さ、健康な体の強さ。そしてその強さの原点は、大きな声が出せる事や胸を張って前を向ける気持ちの強さだと思います。
稽古の中で、どんな小さな事でも自信を持てるものが出来ると積極的になってきて、気持ちの強さにつながります。本や動画を見ても、気持ちは上っても強さにはなりません。苦しくても一緒に乗り越えさせてくれる仲間や、教えてもらう人が必要です。
門馬道場は、年齢、体力、技術、環境に応じて指導しています。強くなるには、当然苦しいなあと感じる場面もあるでしょう。でも、ただ苦しいだけではなく、楽しさがあったり、達成感があったり、教え方で違うと思います。私もこの道場で現在は指導する立場にありますが、自らが稽古をし、努力を忘れない事を大切にしています。努力することをやめた時が教えることをやめるとき。そう思って門下生と共に歩んでいます。門馬道場に入り良かったこと先ず、精神的に稽古後の爽快感。考え事、悩み事、いつの間にか忘れてます。
それと、指導員仲間や門下生、父兄さん方など、仕事関係や日常生活では知り合えない、様々な職種の方と出会えた事です。その職業ならではの、初めて聞く話とか勉強になります。色々相談にのって頂けたりする事もあるので、人脈の大切さを感じます。
身体的には、やはり運動が大切だと誰もが思う事ですが、空手を始めてからは、自分の体を、いくつになっても現状維持以上に保とうと向上心がつく事です。
平成12年 | 「福島県大会」 | 一般組手 3位 |
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平成12年 | 「全日本大会」 | 一般組手 出場 |
平成14年 | 「全日本大会」 | 一般型 3位 |
平成15年 | 「全日本大会」 | 一般型 5位 |
昭和53年小学5年生の時、 兄(師範)の影響で空手を始める。
高校生の時、空手を離れそのまま上京。就職してからも空手を始めることがなかったが、師範が設計会社を設立した事もあり、地元に戻り入社。平成9年に友人達に声をかけてもらい、空手を再開。そして現在に至ります。大会が少ない時代でしたが、もっと若い時に再開していればと思いました。今は子供たちの人生に関わる事が出来るのが、とても楽しく、そして責任とやりがいを感じています。