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白石 恵介 39歳
美容師
空手歴10年
R2年2月 初段取得
※上記は全て平成17年現在です。
令和2年2月9日に行われる、昇段審査会に臨む事を門馬師範から声をかけて頂きました。
お話を頂いて、「本当に自分が黒帯になってもいいのか?先生や先輩達の様になれるのか?」など、不安の気持ちがありましたが、何とか憧れの黒帯を取得する事が出来ました。
日頃からご指導して下さっている門馬師範、諸先生方先輩、後輩門下生、保護者の皆様、私に関わるすべての方に感謝しております。
私と門馬道場との出会いは、今から約10年前になります。
私の娘が、1年先に門馬道場の県南地区白河道場に入門して空手を習い始めました。
娘のために、送り迎えの日々を過ごすうちに、私も興味を持ち始めましたが、入門を悩んでいました。私の中の弱い部分が出てしまい、「仕事があるし、怪我をしたら大変だ。」と、言い訳をつくり躊躇してしまっていました。
そんな時、指導員の井上賢二先生が声を掛けてくださり、入門する決心をしました。
私は、心が弱い、自分に甘い、言い訳をして逃げる。そんな自分自身が空手を通して、強い人間になれたらと思い稽古に励みました。
2年位経ち、福島県大会の出場の機会が巡ってきました。この時も、言い訳をして逃げようとしていた私に、門馬師範から頂いたお言葉は、今でも私の心の中に刻まれています。
「今年、福島県大会に出場しなければ、きっと来年も出場しないだろ!」と言われ、心が痛みました。成長していない自分がとても情け無いと感じました。
門馬師範に背中を押して頂き、一歩踏み出す事が出来たことに感謝しています。
この経験からその後は、各種大会に出場するようになっていきました。また、大会で結果を出したいとも思うようにもなり、それまで以上に辛くキツイ稽古をする様になっていきました。
門馬道場のスローガンもと云える「あきらめない心」と言う言葉が、私の心の支えになって約10年。稽古に励み続け、遂に昇段審査会に挑戦することになりました。
昇段審査会に臨むにあたり、自分自身との葛藤が始まります。
「大勢の前で恥を掻かないか?失敗しないか?10人組手を完遂出来るのか?」不安と恐怖で緊張をしていた私に、数多くの応援の声を頂き、皆様に救われ、力とすることができました。
門馬師範、黒帯の先生達や先輩、後輩門下生、保護者の皆様に、飾る事なく、ありのままの自分を見て感じて欲しいと決意したことで、今まで培った、「あきらめない心」、「あきらめない姿」を、最後まで貫き、何が何でもやり通すという強い気持ちを持ち、最後まであきらめず昇段審査会をやり遂げる事が出来ました。
門馬師範から黒帯を頂き、手にした黒帯の重さに感動したと同時に、黒帯の先生達の背負っているものの大きさを感じる事が出来ました。
また、「黒帯がゴールではなく、初段とはスタートだ。」との門馬師範のお言葉通り、今まで以上に稽古し、人間として成長し、この貴重な経験を胸に日々努力精進していきたいと思います。
門馬師範、諸先生方、先輩、後輩達、保護者の皆様、本当に有難うございました。引き続きご指導の方よろしくお願い致します。
押忍